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映画『ふたりで別の歌を』 監督:内田佑季 プロデューサー:貴船あかり 公開日: 2014/01/21
第31回そつせい祭 最優秀作品賞受賞。桜美林大学総合文化学群映画専修の2012年度「卒業研究」作品です。
映画撮影でございます~。
とは言っても、個人的に「縁」のある桜美林大学の「映画専修卒業制作企画(第31回そつせい祭 最優秀作品賞受賞)」です。
内容的には約1時間ものの映画で、母子家庭の母親を亡くした高校生の少女が主役の物語です。そのワンシーンを撮影するのに、当社の斎場を利用したいという流れです。
とにかく、創業35年の中で、当社としては「初体験」の出来事です。近隣に緑山スタジオなどがあるせいでしょうか、10年近く前から年に2~3回は「ドラマの撮影で貸してもらえませんか?」と、本物のドラマ・映画の制作会社からお願いされることがあります。
色々な理由をコジツケテ断っておりましたが、当社でお葬儀をされた方がたまたまその映像を見て、「ウチのおばあちゃんもここで葬儀をした!」ていう感じで、故人を思い出すキッカケになったり、ちょっとした「自慢」になれば・・・という風に「考え方」を変えてみようと思い(先述の縁も絡み)、引き受けることになりました。
ま、言っても、「学生」のやることですから~・・・
と、甘く見ていてゴメンナサ~イ(笑)
コレ、台本の一部です。当社の斎場での撮影部分です。全部で3~4カット?という感じでした。
コチラは「確認書」です。ほぼ本当の葬儀の時と同じものを揃えます。でないと、「リアル感」が出ませんので・・・。と、いうことでしょうね。
さて、正午になると当社の駐車場に・・・ ロケバス!!俳優さんは主にボランティアなので、その方たちの送迎で数往復していましたね。このほかに、機材車とかもありました。
ロケバスの運転手に「お弁当を渡す」の図。
今回は2階での撮影です。機材がジャンジャン運び込まれました・・・。
あッ、こういう「音響関係」のは何となく分かります。わたくし、若かりし頃、バンドやってましたので・・・
映画のワンシーン、「葬儀社と打ち合わせをしている」部屋です。
コレが、そのカメリハです。
お通夜式が終わって、喪主(故人の娘)が参列者を見送っている時間帯のシーンです。
感心したのは、「カメラテスト」であってもその寸前から役者もスタッフも「スイッチ」が入ることでした。 (合図とともにシ~ンとします。空気が張り詰めます。)
社会に出ると、「仕事」の時は「仕事をする」ためのスイッチが必要ですよね。それをこういう時期(学生時代)に体験できるのはステキなことだと思います。
お~ッ・・・。本格的!!
確かこれは、故人を偲んでいるワンシーンですね。
一応、以上で終了です(他にも撮影したものはありますが)。1時間ものの作品の中でのほんの数分でしょうが、何時間もかけて大変ですよね。でも、こちらも良い経験が出来ましたし、何よりも「チームワーク」を「生」で見れたのはとても有りがたかったです。
お葬儀のプロデュース、運営もチームワークが大切で、如何に其の雰囲気を「作る、崩さない、演出」するかが問われますので・・・。
ちなみにワタクシ、アドバイザー的な感じで、正午~夜9時前まで「待機(軟禁状態)」でございました(笑)。 ついでに「大人のエキストラ」が足りないとのことで、チラっと映っております。
映画は1月頃に上映です。上映時間や上映場所は分かり次第ここでお知らせしますが、直接に桜美林学園にお問い合わせくださいな。